ダイキンが豪州最大の空調機器倉庫に Manhattan SCALEを導入

※本内容は豪州シドニーで発表されたニュースリリースの抄訳です。

マンハッタン・アソシエイツ社(NASDAQ:MANH)は、大手空調機器メーカーであるダイキン・オーストラリアが、シドニーに新設したダイキンパーク・ディストリビューションセンター(DC)で、Manhattan SCALE(マンハッタン・スケール)を稼働させたことを発表します。

WMS(倉庫管理システム)のManhattan SCALEは、オーストラリア最大の空調機器用DCであるダイキンパークにおける製造、在庫管理、受注、出荷など全ての倉庫内業務を最適化する、統合的な倉庫管理ソリューションとして活用されます。この新たに導入されたソリューションは、ダイキン・オーストラリアのDC業務をエンド・ツー・エンドで可視化、コントロールするとともに、近年オーストラリア国内で大きな成長を遂げている同社の成長を強力に支えます。

ダイキン・オーストラリアでオーストラリア・ニュージーランド地域のサプライチェーンとITの責任者を務めるマイケル・トラッド氏は次のように述べています。
「ダイキンパークの倉庫管理システムとしてマンハッタンを導入したことで、倉庫、輸送・物流、顧客に関するデータへのアクセス環境は大きく改善され、DC内のオペレーションを完全にコントロールできるようになりました。COVID-19のようなビジネスに変化が起こりやすい状況下では、そうした様々なデータに可視性を持たせることは非常に重要です。可視性を得たことで、作業効率と顧客体験を向上させるために必要なビジネス上の意思決定を、より迅速かつスムーズに行うことが可能になりました。また、この機能強化により、配送員やお客様と共有できる情報量が大幅に増え、注文処理プロセスのあらゆる側面から情報を提供できるようになりました」

ダイキン・オーストラリアは、幅広い事業戦略の一環として、最近、6つの配送センターを33,000平方メートルのダイキンパークに統合し、原材料、スペアパーツ、完成品、製造用器具などを保管するための中心拠点として運営しています。この統合により大幅なコスト削減を実現したダイキン・オーストラリアでは、ダイキンパークにおいて4万立方メートル以上の在庫を管理しながら、1日あたり9,000件という注文に対応します。

マンハッタン・アソシエイツのオーストラリア・ニュージーランド地域の責任者であるラガヴ・シバルは次のようにコメントしています。
「Manhattan SCALEソリューションは、何枚のパレットが、いつ、どこに、どのような順番で配送するかを事前に計画することができるので、ダイキンではトラックへの積み込みをより効率的に行うことが可能になります。さらにドライバーや配送情報などリアルタイムなデータにアクセスすることで、配送経路を最適化できると同時に、顧客に配送状況を極めて正確に知らせることができるようになるのもダイキンにとっての大きなメリットのひとつでしょう」

ダイキン・オーストラリアは、3PL依存から脱却し、WMSを自社で導入するという計画を推進する中で、ダイキンパークのオペレーションをサポートするシステムとして、マンハッタン・アソシエイツの最新ソリューションを導入することを決定しました。Manhattan SCALE が新しいDCの中核となったことで、同社では、ビジネスや顧客のために取り組む社内の改善活動に必要不可欠な“可視性”を、評価、管理、オペレーションの各工程において高めることを可能にしました。

マンハッタン・アソシエイツでオーストラリア・ニュージーランド地域のシニア・プリンシパル・コンサルタントを務めるラフル・ピライ氏は次のようにコメントしています。
「ダイキン・オーストラリアの独自のビジネス・ニーズを満たすソリューションを実現するために、私たちは同社と密接に協力しながら、柔軟性と設定のレベルを最大限に高めるとともに、スタッフにはトレーニングを受けていただき、新システムを使用する準備を整えていきました。このプロジェクトは全社的に大きな成功を収め、ダイキン・オーストラリアが自社でWMSの効率的な運営を行うという目標を達成された中で、私たちマンハッタン・アソシエイツのテクノロジーが貢献できたことを非常に嬉しく思います」

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