クラウドネイティブ型WMS、日本国内での販売を開始 先進テクノロジーで倉庫管理を一新する“Manhattan Active® WM”
- 2020年5月20日
マンハッタン・アソシエイツ株式会社(東京都港区、本社: 米国ジョージア州アトランタ、NASDAQ: MANH)は、エンタープライズレベルの倉庫管理システムとしては世界初となる、クラウドネイティブなソリューション 「Manhattan Active® WM(Warehouse Management )」 の日本国内での販売とサービス提供を本日より開始することを発表いたします。
仏ロレアル社が全世界の拠点向けに採用、
エンタープライズレベルの倉庫管理システムとしては世界初となるクラウドネイティブ型WMS
Manhattan Active WMは、本年5月に米国Manhattan Associates社が発表したクラウドネイティブ型の倉庫管理ソリューションで、バージョンレス化を実現するとともに、ユニファイドダッシュボードやゲーミフィケーションといった従来のWMSでは提供できなかった先進のテクノロジーを活用した数々の新機能を有しています。
世界最高水準の機能とスケーラビリティを持ち、 アジャイル開発にも対応したSaaSベースのソリューションであることから、すでに欧米のグローバル企業での積極的な採用が進んでいます。
世界をリードする化粧品会社である 仏 ロレアル社(L’Oréal)でも、Manhattan Active WM を世界各国の拠点で導入することが先日発表されました。 最初の拠点への導入作業は2021年半ばまでに完了する予定で、引き続き2023年末までにはロレアルの全世界のディストリビューションセンターすべてで展開される計画です。
そして、マンハッタン・アソシエイツでは、欧米企業から高い評価を獲得していることを背景として、本日より、Manhattan Active WMの日本国内での販売、サービス提供を開始しました。
マイクロサービスアーキテクチャによるバージョンレス化を実現
Manhattan Active WMは、完全クラウドネイティブ型の倉庫管理システムで、マイクロサービスアーキテクチャの採用によりアップグレードなしに常に最新の機能を利用できるバージョンレス化を実現しました。
労務管理やスロットの最適化などを含むすべての機能がクラウド上で動作する単一のプラットフォームに統合されたソリューションで、新たに設計・開発されたマイクロサービス・アークテクチャの採用により、多種多様なカスタム要件に対応でき、ボリュームの増加や需要変動に対しても自動的にスケールアップを図るなど、物流現場の様々なニーズに応える十分な拡張性も備えています。
利用される企業のご担当者は、システムとソフトウェアのメンテナンスに気を遣う必要がなくなるので、お客様へのサービス提供に全力を注ぐことができるようになります。
また、機械学習機能を活用して労働力とオートメーションの配分を調整し、DC内の作業を効率化できる他、ソリューションに組み込まれたWES(倉庫実行システム)が、倉庫内の多様なリソースの組み合わせを最適化する機能も提供します。DC内で稼働するロボットなどマテハン機器との統合においては、業界で標準となっているロボティクスと自動化ソリューションプロバイダーの事前認定のもと、Automation Networkと呼ぶマンハッタンの新機能がバックアップします。
ユニファイドダッシュボードでサプライチェーンを統合的に管理
また、Active WMのUIもゼロから再設計され、管理者のユーザー・エクスペリエンスも大幅改善されました。昨今主流となっているモバイルファーストのコンセプトに則った、誰にでも分かりやすいスマホ・ライクなダッシュボードのコントロール画面により、管理者はどこにいてもサプライチェーン全体を視覚的に把握することができ、適切な判断やアクションの指示を迅速に行うことにより最適なオーダー・オーケストレーション(※1) を図ることが出来るようになります。
また、DCの現場で出庫作業などを行う担当者に対しても、新たに開発されたWM Mobileアプリケーションによって、すべてのトランザクションをスムーズに進めるための作業環境を提供します。
注釈 (※1)
オーダー・オーケストレーションとは、全拠点に点在する在庫情報を統合し、労働力と自動化機器などすべてのアセットを動的に組み合わせることで、フルフィルメント・ワークフローにおける最適化を実現するとともに、流通現場の機敏性と効率性を高める、インテリジェントな仕組みのことを指します。
ゲーミフィケーションで高める従業員エンゲージメント
フルフィルメント作業におけるスピードと量を向上させたいというのは、どこの流通企業でも最大の目標のひとつとなっているでしょう。各社とも、従業員に対する理解を深め、それぞれの働く意欲を高めてもらおうと様々な取り組みを行っています。マンハッタンでは、倉庫の労働環境に革命をもたらす従業員エンゲージメント向上のため、より個性的でやりがいのあるワーカー・エクスペリエンスを創出することに重点を置き、ゲーミフィケーション理論と行動科学に基づいた機能をActive WMに組み込みました。
例えば、フルフィルメント作業における目標達成に応じて各々の従業員にポイントを付加し、報奨を与えるなど、モチベーションを高めるための仕組みを提供することなどが可能で、結果として、従業員の生産性と満足度が向上し、離職率の低下にも貢献します。
マンハッタン・アソシエイツ株式会社 代表取締役の髙谷直秀は次のように述べています。
「お客様がアップグレードを気にすることなしに常に最新の機能を利用できるクラウドネイティブなWMSは、これまでの倉庫管理の概念を一新するでしょう。マンハッタンのActive WMは、システム内に組み込まれたWESの機能とも相まって、流通企業のフルフィルメント作業を従来と比較できないほどに効率化し、最適な引当を実現します。また、米国ではすでに活用が進んでいるゲーミフィケーション理論を採用したことで、従業員とのエンゲージメントを高度に維持しながら、倉庫全体のパフォーマンスを向上させるなど、WMSとしての新たな可能性も備えた最新のソリューションとなっています」
Manhattan Active WMの詳細な特徴については、以下をご参照ください。